帝(みかど)の寵愛が衰えたのを嘆いて猿沢池に入水した采女(後宮で帝の食事の世話などに従事した女官)の霊を慰めるために、
毎年中秋の名月の夜に催されるお祭りです。
猿沢池では、二艘の管弦船が、優雅な雅楽が流れる中、
流し燈籠の間をぬって池を巡り、王朝を偲ばせる幻想的なお祭りです。
今年は9月24日に奈良市樽井町の采女神社や近くの猿沢池で行われます。
ちなみに采女神社は、鳥居に対して親しろが後ろ向きに立つという
ちょっと珍しいお社です。
これは、采女の霊を慰めるために立てられたが、
采女がわが身を投じた池を見るに忍びず、一晩で社の向きが変わったという伝説があるそうです。
24日は午後5時から「花扇奉納行列」がはじまります。
秋の七草で美しく飾られた2メートルあまりの「花扇」と数十人の稚児、
御所車に乗った十二単衣の花扇使、
姉妹都市である福島県郡山市のミス采女や、
ミス奈良などによる行列が、
JR奈良駅から三条通りを東進して采女神社まで練り歩きます。
午後6時からは「花扇奉納神事」がはじまります。
猿沢池の西北の隅にある采女神社で、
春日大社神官による神事の後、「花扇」が奉納されます。
午後7時からは「管弦船の儀」。
花扇使を乗せた二艘の船が、
雅楽を奏でながら猿沢池を回った後、
池の真ん中で「花扇」を水面に浮かべます。
この様子は、王朝絵巻さながらの美しさです。必見!!
采女神社では、花扇に使っている花の販売(500円)も行っています。
この花を家の軒につるすと災難よけになると言われています。
場所/采女神社および猿沢池周辺
交通/近鉄奈良駅より徒歩5分程度
駐車場/なし
問合せ/0742-22-3900 采女祭保存会(奈良市観光センター)

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